
診断が、人生を守る。
発作のような症状があるとき、それが本当に「てんかん」なのかを正しく見極めることは、とても大切です。ひとつの視点だけで判断せず、複数の専門領域(脳神経科、神経内科、精神科)から総合的に検討し、診断につなげます。必要に応じて、国立病院の専門医療機関と連携しながら診療を行います。
私たちの考え方
「脳を、総合的に診る。」
高齢になると、認知症とてんかんの両方が増えてきます。
しかし、
・けいれんを伴わない発作
・ぼーっとする時間が増える
・急に反応が鈍くなる
といった症状は、認知症の変化と区別が難しいことがあります。
私たちは、
「認知症の中にあるてんかん」
「てんかんによる認知機能の変化」
の両方に目を向けます。
発作だけを見るのではなく、脳の働き全体を丁寧に評価していきます。
多角的に検討する診療体制
当院では、てんかんの専門医が複数の専門領域(脳神経科、神経内科、精神科)の視点をもとに診療を行います。
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脳の構造を確認する(画像検査など)
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神経の働きを評価する(脳波・神経診察)
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全身状態を確認する(血液検査など)
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心理的な背景を評価する
それぞれの情報を組み合わせて、総合的に判断します。
こんな症状はご相談ください

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急に意識が遠のくことがある
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ぼーっとして反応がなくなる
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同じ動きをくり返す
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記憶が抜ける時間がある
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「認知症」と診断されたが、症状に波がある
鑑別を大切にしています
失神との違いを確認します
心臓や血圧の変化による失神は、発作と似て見えることがあります。病歴や必要な検査をもとに、慎重に見極めます。
心因性非てんかん発作(PNES)の可能性も考えます
ストレスなどが関係する発作様症状は、てんかんとは治療方法が異なります。必要に応じて、専門的な評価を行います。
TIAや代謝異常を確認します
一時的な脳の血流低下や、血糖・電解質の異常でも、似た症状が起こることがあります。検査を通じて、原因を丁寧に確認します。
連携について
必要に応じて、他の医療機関と連携し、適切な検査や治療につなげます。
